



オーダー・コンセプトから導き出されたシステム構成
- (1)低音の量感と応答性を両立させるため、10インチ(25cm)ウーファー2本/chとし、使用ユニットは低域再生能力と低歪特性を併せ持つAurum Cantus AC250F1MK2を選定。
- (2)バスレフ・ボックスは188リットルの余裕ある容量とし、スリット型ポートを採用してバスレフ効果と共振鋭度(Q)を低くし、ポートの共振周波数(Fb)を20Hzに設定。
- (3)内部定在波を防止する六角形断面のボックスとし、内部に十分な補強桟を用い、スピーカーボックスの材質として最良のロシアンバーチ(樺)合板を使用。
- (4)吸音材には中音域の吸音に優れ、最小限の使用で適正な吸音効果を実現する住友3M社製シンサレートPPS300を使用。更には、リアパネル内側にはくさび状の特殊吸音体を使用。
- (5)10インチウーファーとの2wayを考慮し、クロスオーバー周波数(Fc)を900Hzに設定。900Hz~20kHzを無理なく再生きる高音用のコンプレッション・ドライバーとして、ダイヤフラム径が1.4インチ(36mm)のbeyma CP-755Ndを選定。
- (6)ホーンは木製のNC切削加工とし、カットオフ周波数が450Hzのハイパボリック・ホーンを採用。
- (7)ウーファー・コーン防護用として、音質劣化の無い格子型グリッドを採用。
測定結果・試聴結果
- (1)可聴域(20Hz~20kHz)全体に歪感や色づけが無いストレートな音を実現。
- (2)豊かで制動力のある低域再生能力。
- (3)静けさの中に浮かび上がる解像度抜群の中高音。これらの結果は、オーダーメイド・システムだからこそ得られる余裕あるキャビネットやホーンの設計に依るところが多い。
ご希望の方はTom's labまで

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品番 |
Model S |
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希望小売定価(税込み) |
1,320,000円/台 |
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発売時期 |
平成29年11月 |
| 総合仕様 |
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再生周波数帯域 |
20Hz~20kHz |
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許容入力(Mus.) |
300W |
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定格インピーダンス |
4Ω |
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出力音圧レベル |
93dB/2.83V・m |
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トータル寸法 |
500W×1,064H×723Dmm |
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トータル質量 |
58kg |
| ウーファー |
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メーカー型式 |
Aurum Cantus AC250F1MK2 |
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口径 |
25cm |
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ダイアフラム |
Sandwich carbon fiber |
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マグネット磁束密度 |
Ferrite 1.11T |
| ツィーター |
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メーカー型式 |
beyma CP-755Nd |
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スロート径 |
36mm |
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ダイヤフラム |
Titanium |
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マグネット磁束密度 |
Neodymium 2.2T |
| ネットワーク (ネットワーク仕様の場合) |
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カットオフ周波数 |
900Hz |
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遮断特性 |
WO:18dB/oct TW:12dB/oct |
| エンクロージャー |
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形式 |
ヘキサゴン・バスレフ・ボックス |
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ポート共振周波数 |
20Hz |
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寸法(凸部を除く) |
500W×800H×680Dmm |
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材質 |
樺合板 |
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フィニッシュ |
黒色透明ウレタン塗装光沢仕上 |
| ホーン |
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形式 |
ハイパボリックホーン |
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カットオフ周波数 |
450Hz |
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寸法(凸部を除く) |
350W×220H×275Dmm |
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材質 |
ラジアータパイン集成材 |
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フィニッシュ |
マホガニー色透明ウレタン塗装 光沢仕上げ |
| グリッド |
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材質 |
樺合板、ラミン |